こんにちは^^ 薬剤師のY.O.です^^
昨日から雪が降っていますね⛄
事故や体調に気をつけてお過ごしくださいね。
さて本日は、先日実際にあった、お薬手帳にまつわるお話です^^☆
お薬手帳については一度書きました。
こちらもぜひお読みください^^↓↓↓
お薬手帳の利用は、以前に比べると確実に増えてはいますが、まだ実際、ご利用されていない方も多くいらっしゃるのが現状です。
「毎日持ち歩くのは面倒。つい忘れてしまう。飲んでいる薬は全部先生に伝えてるから要らない。自分で把握してるから必要ない・・・」
理由は様々で、どれも共感できるものではあります。
ですが実際、お薬手帳があるだけで私達医療スタッフがどれほど助かるか…。
・・・いえ、本当は、「私達が助かる」のではないのです。
結果的に、「患者様ご自身を助ける」素晴らしく価値のあるもの、なのです・・・‼
ぜひそのことを知って頂きたく、実際にあった事例を含めてお話しさせて頂きます♡
普段、糖尿病の治療をされている患者様の血糖値が、ある日の採血で、急激に上昇しており、血糖値を下げるお薬が追加となりました。
お正月で少し食べすぎたのかな・・・?
それとも何か別の病気かな・・・?
血糖値が上がる原因はいくつかありますが、お薬手帳を見て、ふとあることがとても気になりました。
その方は先月から、蕁麻疹が出て、皮膚科に通い始め、新しくお薬が始まっていました。
その中のあるお薬が、服用すると血糖値が上昇する可能性が高いお薬だったのです。
患者様へ確認したところ、「皮膚科に通っていることや、新しいお薬が始まったことは、内科の先生には伝えていない」ことがわかりました。
そこで、薬剤師から内科の先生へ、「皮膚科からのお薬が血糖値の上昇に関係している可能性がある」と報告したところ、「血糖値が上昇した原因として考えられる」と判断され、その後は皮膚科の先生と連携をとりながら、治療が継続されることとなりました◎
もし見逃されたままであれば、その後も血糖値は上がり続けていた可能性があります。
このように、
お薬手帳のおかげで、本当の原因がわかることがあるだけでなく、早めの対処も可能
なのです^^
この患者様がお薬手帳を利用して下さっていて本当によかったですし、チーム医療を発揮することもでき、とても勉強になった体験でした^^
いかがでしたか?
薬局では、なかなかここまで深くお話できないので、お伝えでき嬉しいですし、何かのお役に立てれば幸いです^^
ぜひお薬手帳、利用されてくださいね♡
本日も最後までお読み頂きありがとうございました^^♡
暖かくしてお過ごしくださいませ^^♡