こんにちは^^ 薬剤師のY.O.です^^
気温も上がり、だいぶ春らしくなってきましたね🌸
皆様体調はいかがでしょうか?
2月最終週も丁寧に過ごしていきましょう♡
さて、本日は漢方薬のお話です^^
漢方薬って、成分は生薬ですし、市販でも購入できますし、副作用は少ないイメージがあるかもしれません。
しかし、何種類も併用して大丈夫か、といえば、そうではありません。
本日は、
漢方薬同士の併用で注意すること
についてお話したいと思います^^★
医薬品として処方される漢方薬は、ほとんど、複数の生薬によって作られたものです。
代表的な製薬会社さんは、ツムラさん、クラシエさん、などなど。
皆様もご存じかと思います^^
結論から申し上げると・・・
漢方薬同士の併用は、生薬の重複に注意
する必要があります・・・!
ちなみに・・・
※生薬(生薬)とは・・・自然界に存在する植物や鉱物などの薬効となる部分。漢方薬の原料。
※漢方薬とは・・・基本的には2つ以上の生薬が組み合わさってつくられる薬。
です◎
重複に注意する必要がある生薬がいくつかあり、それらが過量ではないか、などを確認する必要があるのですね^^
特に重複注意すべき生薬は、この2つ◎
★麻黄★
エフェドリン(交感神経刺激薬)を含み、多量に服用すると、不眠や多汗、動機、脱力感、精神興奮などが現れます。
★甘草★
漢方の処方の大半(約2/3)に含まれており、漢方薬同士の併用で重複しやすい生薬で有名です。私達も甘草の量を真っ先に調べます。
甘草はグリチルリチン酸を含むので、多量に服用すると、偽アルドステロン症や、高血圧症、低K血症、むくみなどの症状が現れることもあります。
その他も重複に注意すべき生薬はありますが、現場ではあまり重複する機会はない気がします◎
細かいことはさておき!皆様はとりあえず、
処方薬であれ、市販のものであれ、漢方薬を複数飲むときは、薬剤師へ確認する!
と覚えておいてくださいね^^♡
いかがでしたか?
何か気になることがあれば、いつでもお声かけくださいませ♡
例えば、上記でちらっと出てきました、「エフェドリン」は興奮剤ですので、ドーピングなどにも関係していて、スポーツをされる方に関係のある話題ですね◎
そちらのお話もいつか書きますね^^
本日もお読み頂きありがとうございました^^♡