BLOG

3.11.に想いを馳せて「PTSDについて」

こんにちは^^ 薬剤師のY.O.です^^
今日の長崎は雨模様☔ 足元にお気をつけてお過ごしくださいませ。

昨日、3月11日は、東日本大震災が発生した日。
あれから10年の月日が流れました。
皆様それぞれ、どのような想いで昨日を迎えられたでしょうか。

私は、当時京都の総合病院で働いており、夜勤の日だったため、出勤の前に郵便局へ寄ろうと歩いていたところでした。

地面がゆっくりと、とても大きく揺れたような感覚がありました。
「あれ、めまいかな?」

出勤後、病院のロビーのテレビで震災を知りました。
どうやら東北で起こった揺れが京都にも及び、その揺れを感じた大多数が、私と同様「めまいかな?」と考えたようだと、後から知りました。

10年という決して短くない月日が流れましたが、10年経とうが20年経とうが、変わらない悲しみや苦しみがあるはずですね。

今もなお、鬱病や不眠の症状で苦しんでおられる方も多いと聞きますが、中でも、「PTSD」に苦しんでいる方も少なくないそうです。
一度は耳にしたことがあるかと思いますが、「PTSD」はどのような症状かご存じでしょうか?

PTSD = Post Traumatic Stress Disorder (心的外傷後ストレス障害)

強烈なショック体験、強い精神的ストレスが、こころのダメージとなって、時間がたってからも、その経験に対して強い恐怖を感じるもので、震災などの自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが原因になるといわれています。

このPTSDを何年も回復できないご自身をご自身で責めてしまうケースが多いと聞きます。

PTSDの症状は何年も続いたり、また、数年後に症状が現れる「遅発性PTSD」というものもあり、例えば心の弱さや時間の経過で簡単に片づけられるものではありません。

言葉だけの知識だけでなく、症状についての正しい知識を持つことは、ご自身や、誰かを守ることに繋がると私は思います。
今自分に関係のない事柄でも、知っておくだけで、いつか身近な誰かに寄り添える自分になれたら、いいと思いませんか^^

今回はPTSDを取り上げましたが、鬱病やその他の疾患にも正しい理解がなされ、お互いを思いやれる世の中になること。このブログがそのきっかけの一つになれたらと思っています。

亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の方々、被災者の方々が、どうかご自身を大切に想い過ごされることを願っています。

私も日々に感謝の気持ちを忘れず、過ごして参りたいと思います^^
皆様の日々も健やかなものでありますように。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました^^♡