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K(カリウム)が高いとどうなる?「高K血症について」

こんにちは^^ うおのまち薬局 薬剤師のY.O.です^^

週末は、いかがお過ごしでしょうか?
少し暖かくなってきて、春らしくなって参りましたが、
まだ日陰や夜は冷えますので、油断せず、お大事にお過ごしくださいませ♪

さて、今日は

高K血症について

お話しようかと思います★

聞いたことがない方もいらっしゃるかと思いますが、高K血症は、読んで字の如く、血液の中のK(カリウム)が高い状態のことをいいます。

では、K(カリウム)って何でしょう?
カリウムは、ナトリウム、クロール、などと並ぶ、電解質の一種ですね◎
「ミネラル」と言った方がイメージがつくかもですね^^
身体の中の体液、血液にも含まれていて、身体の中(主に細胞の中)で非常に大切な役割を果たしています。

具体的には、むくみを改善させたり、筋肉を正常に保ったり、高血圧の予防にも関わります。
生命活動の維持に関わるので、高くても低くてもよくないです・・・!


カリウムが低い状態を「低K血症」、高いと「高K血症」と呼びます。

★低K血症・・・血液中のK濃度が「3.5mEq/L以下」で、主な症状は、筋力低下、筋肉痛、嘔吐、便秘、痙攣から、重症になると腸閉塞までに至ります。普段の食事で欠乏することはまずないですが、熱中症などで大量に汗をかくと起こることがあります。

★高K血症・・・血液中のK濃度が「5.5mEq/L以上」で、主な症状は、嘔吐、しびれ感、知覚過敏、脱力感、不整脈などが現れます。カリウムを多く含む食品の摂りすぎの他、代表的なのは、腎機能低下によるカリウムの排泄障害が原因です。

このうち、今日は高K血症についてお話するわけですが、簡単に言ってしまうと・・・

血液の中のカリウムが多くなりすぎると、心臓が止まってしまいます・・・

(サスペンスや刑事ドラマで時々、カリウムを注射して・・・っていう、アレはコレです(´・ω・))

なので、腎臓の機能が低下してカリウム値が高くなると、カリウムを下げる薬を飲まないといけません。

そしてこちらがカリウムを下げてくれるお薬たち。
ゼリータイプや粉タイプ、いろいろありますよ☆ ↓↓↓

お薬を飲むだけでなく、普段のお食事でカリウムが多く含まれている食品を避けなければならないので、栄養指導も必須となります◎

病院では栄養士さんや看護師さんがしますが、薬剤師も必要があれば説明するので、私達も普段から資料を準備しています★

薬剤師はただお薬をお渡しするだけではなく、身体の仕組みやお食事のことも、一般の方よりは理解しております◎

採血の結果でよくわからないことがあった、なんてことがあったときは、ぜひご相談くださいませ^^♡

いかがでしたか?
特に自分には関係がない話やな・・・と思ったあなた!ちょーっと待った☆

↑で、カリウムは「むくみを改善させる」と書きましたね^^
つまり、↑でご紹介した、「カリウムを多く含む食材」は「むくみ改善」に効果的な食材☆というわけです♡

ぜひ、意識して摂取してみてくださいね^^
摂りすぎは禁物ですよ☆

本日もお読み頂きありがとうございました^^♡
良い週末を♡