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【帯状疱疹とその治療について】

こんにちは^^ 薬剤師のY.O.です^^

4月が始まりましたね🌸
年度末、新年度でバタバタされている方も多いと思います。
ご無理されないで下さいね^^

今月もうおのまち薬局をよろしくお願い致します♪

さて、今日はそんなお疲れな時になりやすい病気のお話です☆

帯状疱疹(たいじょうほうしん)

についてです^^
聞いたことがある方は多いと思いますが、本当に理解されている方は少ないのではないかなと思います。

この病気は、早めに薬を飲むと早く症状が治まります…!
早めにご自身で気づき、早期に病院を受診できるといいですし、後遺症が残る場合もあるので、ぜひお知っておいてくださいね☆

まずはどうやって起きるかですが、

こどもの頃、水ぼうそうになった方、多いと思いますが、それは「水痘・帯状疱疹ウイルス」というヘルペスウイルスの一種の感染によって起こります。

②実は、水ぼうそうが治った後も、このウイルスは身体の中に潜伏しています…!(ご存じでした⁉)(潜伏感染といいます)
このときの潜伏場所は「神経」です。

③そして加齢やストレス、過労などが引き金となって、ウイルスに対する免疫力が低下すると、潜伏していたウイルスが再び活性化し、神経を伝って皮膚に到達。

特徴として、

身体の左右どちらか一方に、ピリピリと刺すような痛みと、これに続いて赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状にあらわれます。

これが「帯状疱疹」という名前の由来です☆

免疫力は年齢とともに低下するので、50~70歳代に多く見られますが、
上記のとおり、若くても疲れやストレスなどで一時的に免疫が低下した場合も発症することがあります。

部位はいろいろですが、胸から背中にかけてが一番多いようです。

経過は以下のように辿っていきます。
皮膚症状だけでなく、軽度の発熱やリンパ節の腫れなどを伴うこともありますし、合併症もありますよ。

治療は

①抗ヘルペスウイルス薬
ウイルスの増殖を抑えることにより、急性期の症状を抑え、治るまでの期間を短くしてくれます。合併症や後遺症を抑える効果もあります。
点滴、内服、外用薬があります。

②鎮痛剤
→痛みを和らげます。ロキソニンやカロナールなどの一般的な鎮痛剤の他に、神経の痛みを和らげる鎮痛剤を使用する場合もあります。

※注※…「神経の痛みと和らげる鎮痛剤」は、一般的な鎮痛剤と違い、飲んだ時に痛みが消失するわけではありません…!効果が現れるまでに時間がかかる(通常1~2週間程)ため、自己判断での中止はしないでください…☆

「全然効かないから1回飲んでやめちゃったよ~」と言われないように、しっかりと薬剤師は説明しなければなりません☆

あとは、しばらくの間は安静にしておきましょう
時々「じゃあ免疫を上げればいいんだ!運動始めようかな!」と突然がんばります宣言をされる方がいらっしゃいますが、ウイルスに感染しているわけなので、イメージとしては「インフルエンザにかかったのと同じ」感じの状態です。
まずは安静にして、運動は完治後にしましょう^^♪

その他の注意点や後遺症についてはこちら♪↓↓↓

最初にお伝えしたように、早めに皮膚科や内科を受診し、診断を受け、お薬を飲み始めると、後遺症もなく治まりますが、対応が遅れると後遺症として神経痛が長期間(長いと年単位で)残る場合があります。

「帯状」「赤い斑点」「ピリピリした痛み」→「帯状疱疹?」

という風に、こちらのブログが気づくきっかけになればいいなと思います★
ただ、まずはやっぱり普段から、疲れたらきちんと休養し、免疫を上げる規則正しい食生活を心がけることが大切ですよね^^
よければこちらの記事もお読みください♪ ↓↓↓

今日も最後までお読み頂きありがとうございました^^♡
無理しない程度に、4月も皆様にとって実りある月になりますように…☆