こんにちは(*^^*)
うおのまち薬局 糖尿病療養指導士のM.Uです✨
最近暑かったり雨で湿度が高かったり、
気候の変化が大きい日が続いていますが、
皆さんお元気で過ごしていらっしゃいますでしょうか?(;´∀`)
本日は、 「シックデイ」 についてお話します。
『シックデイ(Sick day)』とは、
糖尿病の方が、感染症にかかるなどして、
下痢や嘔吐したり、熱が出たりして食事ができず、
血糖コントロールが著しく困難に陥った時のような
体調の悪い日の事を言います。
インスリン製剤を普段使用する必要のない
血糖コントロールが日頃は良好な方でも
著しい高血糖になり、重症化することがあります。
また、体調が悪いことで食事ができないと低血糖になる可能性もあるため、
血糖値の確認が大切です。
体調不良などで食事を摂れない場合に、インスリンや内服薬をどうするか、
予め「シックデイ・ルール」を主治医と相談して決めておくようにしましょう❕
基本的には…
1.安静と保温につとめ、早目に医療機関へ連絡する
➡体力の消耗を防ぎ、抵抗力を保つ
2.水やスープなどで水分を摂り(1L/日以上)、
お粥や麺類で炭水化物(100g/日以上)を摂る
3.インスリン製剤を使っている人は、
決して自己判断でインスリンを中断しない(特に1型糖尿病の人)
4.飲み薬やGLP-1受容体作動薬を使用している人は、
薬の量の調整、中止が必要な場合がある
5.自己血糖測定をしている方は、
こまめに測定して、血糖値と体の状態を確認する
ただし…
※嘔吐・下痢が止まらない、38度以上の高熱が続く
※食事が24時間にわたって全く摂れない、または極端に少ない
※血糖値が350mg/dL以上が続く、または尿ケトン体陽性が続く
※意識の状態に変化がある
※脈が異常に速い、息が苦しい
上記のようなときは、
すぐに医療機関へ連絡するか、受診をするようにしてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました^^💖!