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★鉄欠乏性貧血について★

こんにちは^^ 薬剤師のY.O.です^^

昨日の長崎は台風接近で風が強かったですね💦
音で眠れなかった方もいらっしゃったのではないでしょうか?

今後も気をつけてお過ごし下さいね^^

さて、今日は「貧血」のお話をしたいのですが、まず、

貧血と診断された方の約7割が、鉄分不足が原因で起きる「鉄欠乏性貧血」

ですので、そのお話をしますね^^

成人の体内に存在する鉄分の70%がHb(ヘモグロビン)に取り込まれます。

Hb(ヘモグロビン)とは?・・・赤血球の中にあるたんぱく質の一種で、酸素と結びつく力が強く、全身に酸素をいきわたらせる重要な役割を担っています◎

残り25%は、肝臓や脾臓に蓄えられて「貯蔵鉄(ちょぞうてつ)」となり、
残り5%は、体内で鉄の受け渡しに血液中に存在する「血清鉄(けっせいてつ)」となります◎

鉄欠乏性貧血の診断には、この、「貯蔵鉄」と「血清鉄」の値がとても大切です。

採血の値にある、「Hb値は血清鉄」を反映し、「フェリチン値は貯蔵鉄」を反映します◎

Hb値のみで貧血かどうかを見るのは望ましくなく、貯蔵鉄がきちんと増えているか、もしっかり見ていく必要があるのです◎

↓↓↓こちらのイラストがわかりやすいです★↓↓↓

つまり、貧血と診断され、鉄剤が処方された方、Hb値が回復したからといって安心は禁物!

Hb値が戻ってからも、貯蔵鉄が充足するまで、鉄分の補給が大事になります。

貧血の自覚症状で代表的なのは、ふらつき、息切れ、顔面蒼白、などですが、

貧血と処方され、鉄剤が処方された方には、「自覚症状が改善されたからといって、貧血がしっかり治っているとは限らないこと」をしっかりと説明し、主治医から鉄剤中止の指示がでるまでは、受診を続けるよう伝えます◎

意外と知られていないこのこと、皆さんもぜひ知っておいてくださいね^^♡

今日は「鉄欠乏性貧血」のお話でした★

貧血にならないよう、普段から、規則正しい生活、バランスの良いお食事を心がけましょうね♡

今日も最後までお読み頂きありがとうございました^^♡

また書きますね♡