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≪緩和ケアについて≫

こんにちは^^ 薬剤師のY.O.です^^

昨日、私の家族より、「サンファイバー買ってきてー!」と連絡がありました。
どうやら、先輩のY先生が書いた記事を読んだようです^^
(いつもブログ読んでくれる家族、ありがとう^^♡)

中止していたサンファイバープラス、私も家族と一緒に再開してみました♪
これからの変化が楽しみです☆

さて、今日のテーマはこちら☆

緩和ケアについて。

緩和ケアとはどのようなものか、ご存じでしょうか? 
どんなイメージを持っていますか?  

・がんの治療ができなくなった方への医療。
・がんの終末期に受けるもの。
・緩和ケアを始めたら、もうおしまい
・・・などなど。

マイナスなイメージを持たれている方もまだまだ少なくないようですが、私達医療従事者が目指す「緩和ケア」は、そのイメージとはだいぶ異なるかと思います。

がんは現在、2人に1人はなる、といわれていて、以前よりも身近な病気となりました。
大切な人のためにも、正しい「緩和ケア」について、知っておきましょう。


がんになると、様々な問題、課題に直面しますよね。

・痛みや倦怠感など、身体的な苦痛。
・悲しみ、落ち込みなど、精神的な苦痛。
・「死」への恐怖。
・自分の人生に対する想い、「問い」

これらの苦痛は、「がんと診断されたときから」、患者さんに芽生えます。
そしてその苦痛は、患者さん本人だけでなく、側にいるご家族も同様のものです。

※このようなご家族のことを「第二の患者」との呼びご家族のケアも患者同様とても必要と言われています。

つまり緩和ケアとは、

がん患者さんの様々な身体的・精神的な苦痛を取り除き、患者さんとご家族にとって、自分らしい生活を送れるようにするためのケアのことで、がん治療開始と同時に受けることができます。

具体的には、

●痛み、その他の症状を緩和する。
●がん治療の初期段階から、外科手術、化学療法、放射線療法などと連携しながら行う。
●患者さんが自分らしく生きていけるように支える。
●患者さんやご家族に、心のカウンセリングを含めた様々なケアを行う。

などです。

決して、マイナスなだけの医療ではないと、私は思っています。

病院によって、多少の違いはありますが、

「緩和ケアチーム」といい、がん診療に携わる医師、看護師、薬剤師、栄養士などがチームとなって、患者さんとそのご家族を支援します。

緩和ケアのスタッフは、患者さんやご家族と一緒になって考え、納得できる選択をするための支援をしていきたい、と思っています。

薬剤師もチームの一員です。
もし、悩みや不安などがあれば、一人で抱え込まず、いつでもご相談ください。

今日は「緩和ケア」についてお話しました。

私も、以前勤めていた病院では、緩和ケアチームの一員として、たくさんの患者さんやそのご家族と接してきました。

緩和ケアについて、考えたくないときは考えなくても構いません。

もちろん、苦痛をとることは簡単ではなく、私達の力、医療の力は、とても小さいものかもしれません。

でも、微力だとしても、無力だとは思いません。

苦痛が少しでも緩和されれば、穏やかな時間を作り出すことも、不可能ではないかもしれません。

緩和ケアは、誰でも受けてよいものです。
ご自身のためにも、大切な誰かのためにも、ぜひ正しく知り、覚えていてほしいなと思います。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました^^♡

また書きますね^^