こんにちは^^ いつも大変お世話になっております、薬剤師のY.O.です^^
台風がやってきましたね。皆様ご無事でしょうか?
次の台風も非常に勢力の強いもののようなので、長崎では高台にお住みの方も多いですし、十分お気をつけくださいませ。
さて♡ ドラマ「アンサング・シンデレラ」簡単解説シリーズ、第4回となりました^^
本日は、第3話に出てきた、こちらのアイテムについて♡
ご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
「お薬カレンダー」
のお話です^^
第3話に登場した、透析を受けながら教師を続ける男性患者さん。
飲まなければいけないお薬がたくさんな上、お忙しいお仕事。さらに透析を受けるために週に何度も通院されている、頑張り屋さんな方でした。
飲み忘れも多々あり、ご自身でも「時々よくわからなくなる」とおっしゃられていましたね。
私達も、お薬をなかなかきちんと飲んで頂けない患者さんに、日々出会います。
そんな時、飲んでくださいと言うだけならとても簡単ですが、忘れてはいけないのが、
飲めない患者さんを否定するのではなく、その状況、お気持ちに寄り添い、共感し、「どうすれば飲めるようになるか」を一緒に考えることが、私達薬剤師の大切な仕事の一つでもあります。
飲みやすくする方法はたくさんあるのですが、そのうちの一つが「お薬カレンダー」を利用する方法です^^
1日の服薬回数が多い方、毎日の服薬がとても大切な方、ご自身でも無意識に飲み忘れてしまう方などに、ご紹介させて頂くことがあります。
予めお薬をカレンダーにセットするという手間はかかりますが、壁にかけておけば、いつでも一目で、飲んだのか飲んでいないのかがはっきりとわかり、とても便利です^^
ご家族の方のお薬を一緒に確認したいという方へもおすすめですね。
写真のお薬カレンダーは、一週間分しかセットできないタイプのものですが、裏にもポケットがあり、計二週間分のお薬をセットすることができるものあります。
(いつでも取り寄せることが可能です。)
このタイプが定番ですが、他にも、よりコンパクトなサイズで場所をとらず、朝昼夕寝る前と色分けされた袋で管理できるものなど、いろんなタイプがございます。
ドラマでは、カレンダーの使用を勧めるだけでなく、生徒さんからのメッセージカードを入れるという、とても素敵なアイデアを使って、患者様がしっかり服薬できるよう、薬剤師がサポートしていました。
ドラマのように立派なカレンダーを作ることはなかなかできませんが、
私も在宅医療でご自宅へお薬を届けている方のカレンダーに、メッセージカードを入れる工夫は、以前からしていました^^
「この日は薬剤師さんが来る日だな」「明日は病院に行く日だな」と、少しでも思い出して頂ければいいなと思い、今も続けています^^
※ちなみに、カレンダータイプの他に、服用時刻が近づいたら自動的に箱が開いてお知らせしてくれたり、スマートフォンにデータが送られるなど、様々な機能がついている「お薬ロボット」「服薬支援ロボット」というものも世の中にはあるのです・・・!
私も在宅医療の研修で、使っていらっしゃる方を見たことがありますが、停電すると開かなくなるそうで、予備の薬もお持ちだとお話を伺いました^^
(今回の台風では大丈夫だったかなぁ。)
本日は、「お薬カレンダー」についてお話しさせて頂きました^^
いかがだったでしょうか?
気になった方は、薬剤師へご相談くださいませ^^
そういえば、先程お話しした「在宅医療」ですが、ドラマ「アンサング・シンデレラ」の本日放送分が、在宅医療がテーマの回のようですね。
私達もドラマから新しいことを知ることも多く、学ばせて頂いております。
その学びを日常に還元するべく、これからもがんばりますので、よろしくお願い致します^^
本日も最後までお読み頂きありがとうございました♡
次回もお楽しみに♡